FA杯準決勝 VSマンチェスターユナイテッド

 こんにちは、ちぇる熊です!

今回は7/20(月)2:00キックオフのFAカップ準決勝の試合のレビューをやっていきたいと思います!

  

 

今回の試合について

 今回はFA杯準決勝、相手は今季すでに3試合行い全敗しているマンチェスターユナイテッド。さらに相手は公式戦19戦無敗と好調であった。今季タイトル獲得の可能性はCLとこのFA杯のみであり、可能性が高いのはFA杯のみである。就任1年目でのタイトル獲得に向け、大事な一戦であったことは間違いない。

 

スタッツ

今試合のスタッツを以下にGoogleさんの検索結果から引用させていただきます。

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 つなぐことを意識していたため支配率が高いゲームが続いたが,、今回に至っては五分五分となった。だがシュート数が多いのが今回の肝であると私は考える。

 

良かった点

・今試合で素晴らしかったことははまった3バックシステムである。

現状況の3バック採用にはかなり利点が多く感じられたため、後日今試合で見られた利点を別ブログでまとめたいと思います!

GKカバジェロ

今回の試合に至ってはカバジェロ先発が功を奏したと私は考える。前回の記事で書いたよう前線からのプレスを後ろからつないでかわすこと、ジルーをターゲットに放り込んでかわすことの「メリハリ」が大事になると書かせていただきました。カバジェロは足下が長けているわけでもなく、そもそも第1選択肢がジルーなようにも感じた。それによりGKからのビルドアップを引っかけられる心配がなく安心して見ることができた。またユナイテッドの前線もカバジェロがクリアすると思い、最後までプレスをかけてこない安全なときは後ろから構築しており、「リスク回避」の面では非常に良い判断を一試合通して行っていた印象である。

ブルーノ・フェルナンデスへの対応

ユナイテッド好調の要因は間違いなく彼であり、19戦無敗というのも彼が加入してからである。今試合ではブルーノ・フェルナンデス本来の位置(2列目)で前を向かすことがほとんどなかったように見受けられる。後半はブルーノ・フェルナンデスがボールを欲しがり下がった位置で前を向くことはあったが、それはチェルシーの守備が2列目では効果的な仕事をさせなかったことを暗に示している。

しっかりとパスコースを遮断した前からのプレス

◦前半:前から追わずに相手CBにボールを持たせ、パスの出所を抑える守備がはまっていたように感じる。その中でもダブルボランチの動きは素晴らしかった。1人相手のダブルボランチの1人(ボールサイド側にいる方)をケアし、もう1人はブルーノ・フェルナンデスを常にマークしていた。そして相手の3CBには3トップがチェックし、浮いているもう1人のボランチにはボールとは逆サイドのウイングが気を配っていた。そしてWBが相手のWBを見ることで相手ののビルドアップを苦しめていた。

◦後半:前半終了直前からユナイテッドはCBバイリーの負傷交代により4バックになった。相手CBにボールを持たせ、チェルシーの3トップは中に絞り(ポグバ、マティッチへのパスコースのケア)、サイドバックにはWB、相手の前線3枚には3バック、ボランチの1人は相手のボランチ、もう1人はブルーノ・フェルナンデスをマークしていた。

プリシッチの温存

ここ最近のプリシッチの活躍には目を見張るものがある。今のチェルシー攻撃陣でカットインから脅威となれるのは彼しかいないと思える(ウィリアンは中へではなく右サイドの縦への突破が素晴らしい。)。クロス主体の攻撃であるため、行き詰まった際に局面を打開できるのは彼のドリブルによるものだ。リーグ戦に向けて、一試合フルで休ませることができたのはとても大きな利点と言える。

 

 悪かった点

・かなり遅いと感じた選手交代

いままでFA杯ではターンオーバーを採用してきたが、今回は比較的ベストメンバーで臨んだ(私が前回のブログで書いたエイブラハム先発も外れてしまいました(^^ゞ)。3点目が入った段階でジルー、ウィリアンのどちらか1枚はすぐにでも下げ、次のリーグ戦に向け休ませても良かったのではないかと感じている。

中盤の控え

中盤に関してはカンテ、ギルモアを怪我で欠いていることから控えに守備において強度をもった選手がいない。それによりジョルジーニョ、特にコバチッチの所で疲労から強度が落ち始めていてもすぐには変えられないような印象を受けた。

ファウルが多い

カウンターを防ぐための早めの潰しはもちろん大切だが、試合が荒れ、ゴール前でのファウルが多くなると今季セットプレーからの失点が多いため失点のリスクが高まり危険である。後半65分のコーナーは枠に飛んでいれば失点というシーンだった(^0^;)

 

次戦に向けて

チェルシーの次の試合はプレミアリーグ第37節!試合は日本時間で7/23(木)4:15キックオフ。対戦相手は今季プレミア覇者のリバプールであり、舞台はリバプールのホームスタジアムアンフィールドだ。リーグ戦は残り2試合だが、CL圏内に向けてまだまだ油断できない。リバプールは中断明けの調子が良くないが、次戦はホームラストゲームであり再開後もホーム戦は無敗のため難しい試合になるだろう。

・次節は今回温存できたプリシッチに期待したい。また、4バックに戻す可能性が高いが、今回の試合を見ると再び3バックがはまるところも見てみたい。

チェルシーは中2日での試合に対し、リバプールは一週間ぶりの試合である。これによる両チームのコンディションの差がネックな部分ではある。

・今季は相手がビッグ6時のモチベーションがとても高いに感じる。モチベーションが高いと、プレスの速さ、強度も上がり、カウンター時のスピードも速く、テンポが良い。そのため、難しい相手だがモチベーションの観点からみるとかなり楽しみな一戦である。

 

 最後に

最後までお読みいただき本当にありがとうございました!今回の試合において、試合頻度の点でかなり有利なこともありましたが、相手のビルドアップを防ぎ、メリハリをはっきりさせることがなかったら勝つことはできませんでした。日程のような運要素ではなく、戦術の面でも勝利にふさわしい内容だったと思います!次戦にも期待しましょう!

 もしよろしければスター、コメントの方もよろしくお願いします!

 

 ComeOnChelsea